PROJECT

路地からの全体外観
外観エントランス周り
レッドシダー貼りの玄関周り
コンクリート壁と木のコントラスト
キッチン周りはナチュラルな木壁仕上げ
ベランダに面した2階のLDK
螺旋階段からLDKを見る
地下へ向かう直階段
浴室廻り

経堂の集合住宅

建物概要

用途
長屋
構造
鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て
規模
延床195m²
業務
設計および工事監理
構造設計
梅沢建築構造研究所
機械設備設計
小野設計
施工
春日建設

CONCEPT

密に入り組んだ住宅街の路地端に建つ長屋建築。
建物の形態は、3方向からの厳しい斜線制限をクリアーするように、上階に向かってセットバックするボリュームと、制限角度に合わせた斜め屋根の組み合わせで構成されている。路地の奥に位置する敷地は視認しにくくわかりにくいため、2階のボリュームを路地に向かって張り出し、建物の存在感を示すように顔を出した構えとした。
敷地の四周が近接した住宅で囲われており、隣地の既存建物を見ながら室内の平面レイアウトや窓開口部、地下ドライエリアの位置の調整をしていった。
外壁はコンクリート打放し仕上げ、室内においても断熱材を施さなければならない外周部以外は、できる限りコンクリート壁を見せるように計画している。一方で、あまりハードな印象になりすぎないように、フローリングや木貼り壁など、温かみのある素材とのコントラストを意識して仕上げ材の選択を行った。