PROJECT

青梅市柚木休憩所

建物概要

用途
休憩所・公衆トイレ
構造
木造平屋
規模
延床 119m²
業務
設計および工事監理
外構・全体監修
小野寺康
構造設計
平岡建築構造研究所
施工
山﨑工務店

CONCEPT

奥多摩へ通じる吉野街道沿いに面した、大型バスが停車可能な駐車場を併設した休憩所。
もともとこの敷地には伝統的な日本建築の古民家が建っており、長年杉並区の保養施設として再利用されていた。近くには吉野梅園や吉川英治記念館などの観光施設があり、観光客や地元住民の憩いの施設として、トイレを兼ねた休憩所が新たに計画された。
屋根は旧古民家を踏襲したシンプルな越し屋根とし、越し屋根部からトイレ内の採光、換気を可能にしている。外壁はすりガラスを多用し、明るく清潔感のあるトイレにすると同時に防犯性も高めたデザインとしている。
青梅市産の杉材と旧古民家の古材を一部利用し、地元で愛されてきた旧古民家のように親しまれる施設になることを期待している。