PROJECT

出雲大社の大改修に合わせ、表参道である神門通りの整備に伴う一環事業。
出雲大社前駅の駅前に新たにポケットパークが創出され、観光客や地域住民のための小さな憩いの施設として計画された。敷地が出雲大社の表参道に面していること、隣接する駅舎は小さいながらも国の文化財に指定されているレトロで特異なデザインであることなどから、休憩所はあまり目立ちすぎない控え目なデザインとした。通りから見て、建物がポケットパークの背景幕になるように存在感を消し、軒の高さを押えて広場とのスケール感の調整を図った。トイレの出入口は表から見えない位置に配置、広場を囲うように深い軒とベンチを設置し、親しみやすいヒューマンスケールな外部空間の演出を行っている。
隣接するカフェレストランと広場の一体的な利用を想定しデザインしている。