PROJECT

秋田駅西口バスシェルター

建物概要

用途
バスシェルター
構造
木造・平屋
規模
延床559m²
業務
実施設計及び工事監理
基本設計・
デザイン
南雲勝志
共同設計
小野寺康、堀井圭亮
プロジェクト
マネージャー
菅原香織
構造設計
HF設計
施工
中田建設

CONCEPT

既存のバスターミナルのシェルターが、東日本大震災後の耐震診断によって耐力不足であることが発覚したことによる建替えプロジェクト。事業主は地元バス会社である秋田中央交通。基本設計とデザインは南雲勝志氏が担当し、実施設計と工事監理を共同で行った。
日本3大杉の一つであり、秋田の重要産業でもある秋田杉を秋田の玄関口でPRするため、構造体から仕上材まで徹底して秋田杉を使っている。風雨や積雪など、過酷な環境の中での杉材の使用のため、材品質の管理や防腐剤の仕様など、綿密な打合せの下で設計工事が行われた。金物接合部を極力露出させないように、数種類の金物を選択使い分けており、特に柱脚部の接合は特殊な金物を製作し、木加工も苦労した接合方法であった。
民間のバス会社(秋田中央交通)が公共空間の景観整備に理解を示し、主体的に貢献されたことは特筆すべきことである。
2014年度のグッドデザイン金賞受賞。