PROJECT

所沢の住宅

建物概要

用途
住宅
構造
木造2階建て
規模
延床 162m²
業務
設計および工事監理
施工
宇津木工務店

CONCEPT

典型的な郊外の住宅地に建つ住宅。周辺のどの家も南向きに庭を配置した方向性を持っている。この住宅では南面の庭だけではなく、東西に小さな坪庭と大きな窓をそれぞれ配置して、隣地境界側の敷地を積極的に活用しようと試みた。
東西の坪庭には、敷地境界側に目隠しとなる植栽や木製ルーバーを設置し、各々のプライバシーを確保した。坪庭に面して大きな窓を配することができ、北側の居室にも十分な採光と通風が保たれている。また、坪庭の上部に設置したFRPグレーチングの床は、2階居室のプライベートな屋外テラスを創出するとともに、下部への採光を可能にしている。
屋内は吹き抜けのリビングを中心に各部屋を配置して、立体的な空間のつながり、階段の上り下りによる視界の連続性などを意識して計画している。各部屋がそれぞれ庭やテラスに面しており、内部空間と外部空間を共有するスペースになっている。